2010年4月30日金曜日

1Q84 もしくは 一空八四(1)



通常はあまり語らないし、言葉にし難いものではあるが、1Q84を読むと何か自分の中で言語化せずにはおれない欲求が発生する。

村上春樹の小説はほとんど読んでいるし、初期のあのデタッチメントの空気感に共感を覚えた故、「ダンス・ダンス・ダンス」後の作品はあまり熱心に読んではこなかった。

要は作中の主人公「僕」に共感し、それ以降の流れにはあまりノレなかった。
いわゆる、あるアーティストの初期のファンがアーティストがメジャーになってゆくに従って「昔はこんなじゃなかったよね」という拗ねた感情をもつアレみたいなものもあったのだろう。

だが「1Q84」は、かなり意図的に自作の過去の人物造形を投入し、そういった初期からの読者の意識の再編の要求しているように思える。

選ばれている言葉は平易でありながら、多義的かつアナロジーにあふれている。
僕にははっきりと感じる。
彼は全身全霊を傾けて「何か」に向けて言葉を紡いでいる。(感傷的な表現はしたくはないが)それは文字通り身を削りながら絞り出すような言葉であるように思える。

小説の一部を抜き出して論じる事は、僕にとってあまり意味が無いように思える。
身体の部位(たとえば「腕」が「このあたり」というような)を大体指し示す事は出来ても、実際に切り取るための境界が特定できないように、小説のフレーズを取り出しても何か違和感が残ってしまうだろう。
取り出してしまった瞬間に、別のものになってしまうようなもの。

それにもかかわらず自分が反応した箇所を切り出してみたい欲求がある。
しばらくは解剖のような「腑わけ」をしてみたいと思う。
それが目的もなく、どこにも辿りつかなかったとしても。

(続く)

 

2010年4月27日火曜日

URI, URL, URN

URLとURIとの違いを今一つ認識していなかった。

自分の備忘録として記しておく。

URI は URLとURN を総称する名称/リソースを統一的に識別するID

URI (Uniformed Resource Identifier)
┣URL (Uniformed Resource Locator)
┗URN (Uniformed Resource Name)

URLはリソースの場所を示すものであり、URNはリソースの名前を示すものである。
この二つはリソースを識別するものであるから、これらを総称してURIとする、と理解した。

2010年4月24日土曜日

アンチノミー

メモとして。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%BE%8B%E8%83%8C%E5%8F%8D

カントにとって、以下のものに関連する四つのアンチノミーが存在する。

1. 時間と空間に関する宇宙の限界
2. 全ては分割不可能な原子から構成されている(それに対して、実際にはそのようなものは存在しない)という理論
3. 普遍的な因果性に関する自由の問題
4. 必然的な存在者の実在

安西デザインスタジオ サイト



知人のサイトを構築。
ジブリ美術館の造園、サツキとメイの家の庭等をデザインした安西一憲さんのデザインスタジオのサイトです。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~anzaidesign/

個人事務所なので、本人の人柄を表すようなサイトをイメージしました。