2011年8月26日金曜日

空気を読むな、本を読め。


空気を読むな、本を読め。Amazon

アルファブロガーとして著名な小飼弾著の読書初心者に向けた読書の意義を説いた本。
圧倒的な読書量を誇る著者ならではの「読書」に対する独自の解釈が綴られている。

新鮮だったのは、本を読んだ前後で自分がどう変わったか「自分を読む」という作業を提唱していることだ。そしてそれは読後のアウトプットという行為に繋がっていく。

平易な言葉や「クソ本」といったとげのある言葉の対比を効果的に使い、文章に独特の質感を与えている。
一見すかすかの中身の無さそうな体裁を「敢えて」とっていると思われるが、この体裁こそが著者の主張としてメタメッセージとなっていると見るのは穿ち過ぎか?

自分もそれなりに本は読んではいるが、メモ程度でもほとんど書かずにいたが、この本を読んで書くようにしようと思った事が「自分を読んだ」結果である。

0 件のコメント: