新書がベスト
-10冊で思考が、100冊で生き方が変わる
小飼弾著
ブログのタイトルに自分なりのサブタイトルを付けてみた。
前回(「空気を読むな、本を読め。」)と同じ著者の読書に関する解説書を続けて読む。前回は本を読む前と読んだ後の自分の変化を読め、というメッセージと本の構成自体にメタメッセージを感じた訳だが、小飼氏自身もメタメッセージに興味があるとか。
この「新書がベスト」は「新書」と言う形態の本に絞った読書法が記してある。
新書というある程度クオリティが保障され、廉価かつ読書という行為を行いやすい書籍を読みまくる事で、読書の習慣を身につけ、自分の読書方法を確立し、独自の思考を養っていく、という考え。
初級編、中級編とステップごとになすべき事がまとめられ、新書ブランドの解説とお勧めの新書紹介が続く。小飼氏の全体にある思想だと思うが、自身の主張を書きながらも、その主張すら疑いながら読むべし、というメッセージを感じる。その点で著者を信用できそうな印象を持つが、この人なら当然その印象操作を恣意的に行っているのではないか、という疑念も捨てきれない。しかし、その読者の疑念すら織り込み済みだとしたら、、、と映画「インセプション」の様に限がないが、そういった入り組んだ感想を持たせてくれる事に自分は爽快感を感じる。
そして、とにかく情報メタボになるな、インプットしたらアウトプットせよ、記憶は曖昧でよい、内容よりどこに何が書いてあったかさえ覚えていればよい、という主張には強く同意できた。
という訳でメモ程度であるが、読んだ本に関してはこれからは簡単に記す事にした次第である。
※実は2冊を並行して読んだので、最初に読み終わったほうもメモを書いた。
2011年8月27日土曜日
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